2012-09-08

きりこについて

西加奈子さんの『きりこについて』を読みました。
「きりこは、ぶすである。」で始まります。
ぶすは太文字です。
どんだけぶすなのかと思ったら、相当ぶすでした。
ぶすの域を超えてます。
でもきりこは自分がかわいいと思っているのです。
そんなきりこが、自分がぶすだと気付く時が来て、
その後、時間をかけて、ぶすとかきれいとか、
それがどういうことなのか、
容姿と中身、全てをひっくるめて自分は自分なんだ、
という事に気付く、というお話です。
わかってはいるけど、鈍感になりがちな大切なことを
改めて言ってくれた本でした。
時間が経ったら、また読み返したい本です。

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